ご挨拶
院長 大場 寛
日本脳神経外科学会認定 脳神経外科専門医・指導医
医学博士
はじめまして。院長の大場寛です。
私はこれまで脳神経外科医として、大分医科大学(現大分大学医学部)を卒業後、県内の脳神経外科病院や総合病院で多くの患者様の診療をさせていただきました。脳神経外科という科はあまり耳慣れないかもしれませんが、その診療範囲は広く脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷をはじめ、頭痛やめまい、麻痺、しびれ、不随意運動症、もの忘れなど多岐にわたります。また、頭の病気は発症すると重症となる事が多いため、脳卒中や認知症などの予防的な治療にも力を入れております。
医療の進歩は日進月歩です。昨日までの常識が通用しなくなり、全く新しい治療が出てくることも、珍しいことではありません。このような変化に対応するためにも、国内の最先端病院へ留学を行い、また大学病院勤務時には脳神経の臨床研究にも携わって参りました。
私を信頼してくれる患者さんのために、日々の診療にあたり、いまも新しい治療を勉強し吸収しています。
そして、もっと皆様に貢献をしたい。
脳神経外科医として15年を迎える今、その想いから脳神経外科のクリニックを開設いたしました。
家族とともに暮らすここ大分市で、小さなお子様から年配の方々まで、脳神経外科医の立場から、地域の皆様のご健康をお守りしたいと考えております。診療内容といたしましては、主に、頭痛・けが・脳卒中・まひ・しびれ・めまい・もの忘れ・ふるえの外来診療を行います。脳神経外科の入り口部分を担い、大きな病気が見つかった場合や入院が必要な場合には、病院と連携しながら一緒に診させていただきます。
皆様にご信頼いただけるように、適切な診療を心掛けて参ります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
『地域の皆様に、
頭の病気やケガの心配をしないで豊かな毎日を過ごして頂くこと』
ーこれが私たちが最も大切にする診療理念ですー
略歴
1973年 神奈川県横須賀市生まれ・藤沢市育ち
1992年 神奈川県立湘南高校卒業
2000年 大分医科大学医学部(現大分大学医学部)卒業
大分医科大学医学部附属病院脳神経外科 研修医
中津脳神経外科病院
2001年 大分医科大学医学部附属病院脳神経外科
2002年 山口労災病院脳神経外科
一ノ宮脳神経外科病院
2004年 アルメイダ病院脳神経外科
大分大学医学部附属病院脳神経外科 助教
2006年 別府医療センター脳神経外科 医長
2007年 日本大学医学部附属板橋病院脳神経外科 国内留学
2008年 大分大学医学部附属病院脳神経外科 助教
2013年 永冨脳神経外科病院 医長
2014年 おおば脳神経外科・頭痛クリニック開院
学会発表・論文発表・公開講座・受賞など
2015年
学会発表
第43回日本頭痛学会総会
第78回大分県医学会
第46回大分市医師会医学会
大分県薬剤師会実践セミナー 講演
大分市学校保健会総会 講演
2014年
論文発表
AJNR Am J Neuroradiol 2014; 35(11):2091-2098.
J Neurol Sci 2014; 342(1-2):192-196.
ActaNeurochirurgica (Wien) 2014; 156(2): 433-437.
学会発表
第42回日本頭痛学会総会
2013年
学会発表
第72回日本脳神経外科学会学術総会
第18回日本脳腫瘍の外科学会
第48回大分脳腫瘍懇話会
論文発表
Journal of Neurosurgery: Pediatrics 2013; 12(2):155-159.
World Neurosurgery 2013; 79(1):207.e1-5.
論文査読
Journal of neurosurgical sciences
2012年
学会発表
第71回日本脳神経外科学会学術総会
第17回日本脳腫瘍の外科学会
第51回日本定位・機能神経外科学会
第20回九州・山口機能神経外科セミナー
論文発表
ClinNeurolNeurosurg. 2012; 114(7):976-980.
2011年
学会発表
第70回日本脳神経外科学会学術総会
第26回日本生体磁気学会
論文発表
NeurosciLett. 2011; 500(3):151-156.
受賞
第70回日本脳神経外科学会学術総会 会長賞受賞
2010年
学会発表
第104回日本脳神経外科学会九州支部会
第69回日本脳神経外科学会学術総会
29th International congress of clinical neurophysiology
論文発表
Clinical Neurophysiology 2010; 121:474-481.
脳腫瘍の外科 2010; 209-215.
2009年
学会発表
第17回九州・山口機能神経外科セミナー
第14回日本脳腫瘍の外科学会
論文発表
Journal of Clinical Neuroscience 2009; 16(12):1641-1643.
ClinNeurolNeurosurg. 2009; 111(9):779-783.
NeurosciLett. 2009; 461(3):298-301.
ActaNeurochir (Wien). 2009; 151(7):855-859.
Seizure. 2009; 18(1):71-75.
2000年から2008年
学会発表
第26回関東機能的脳外科カンファランス
第11回大分県疼痛治療研究会
第13回九州山口てんかん外科研究会
第92回日本脳神経外科学会九州支部会
第12回九州山口てんかん外科研究会
第90回日本脳神経外科学会九州支部会
第26回日本臨床薬理学会年会
第38回大分県脳卒中懇話会
第39回大分脳腫瘍懇話会
第5回大分県疼痛治療研究会
第76回日本脳神経外科学会九州支部会
公開講座
大分大学医学部市民公開講座・講演
別府医療センター市民公開講座・講演
論文発表
Surgical Neurology 2007; 68(1):99-102.
Neurologia Medico-Chirurgica 2004; 44(10):540-543.
Surgical Neurology 2003; 59(1):23-27.
プロフィール
診療とは関係ない所もありますが、お読みいただければ幸いです。
現在、40歳、2児の父です。神奈川の生まれですが、もう大分の方が長くなりました。
わたしは、1973年に神奈川県横須賀市に生まれました。翌年に、藤沢市に引っ越し、そこで小学校、中学校時代を過ごしました。ちょうど、第二次ベビーブーマーであったため、小学校の児童は3000人位いました。小学校では児童会長、中学校では副会長を勤めました。部活では、サッカーや軟式テニスも行いました。
家族は、警察官の父と専業主婦の母、2歳下の双子の弟と妹の5人家族で、楽しい日々を送りました。
高校は、県立湘南高校に進学しました。当時、創立70周年を迎える伝統のある高校でしたが、入学式で校長先生が、「高校生活は4年間あると思ってください。3年間はここで高校生活を謳歌して、4年目に予備校で受験勉強しましょう」と話され衝撃をうけました。湘南高校には、優秀な人間が多くいて、上には上がいることを知りました。また、変わった人間も多く、世界が広いことに気付き始めました。そんな高校生活でした。
校長先生の教えを守り、高校を卒業した後は大手予備校に通い(つまり浪人です)、1年後に大分医科大学に入学しました。大学では、沢木耕太郎さんの「深夜特急」にあこがれて、インドやイスラエルにバックパック旅行をしたのはよい思い出です。
大学卒業後は神奈川に戻るかどうかで少し悩みましたが、医師になる機会を与えてもらった大分でがんばっていこうと決意し、母校の脳神経外科に入局しました。脳神経外科を選択したのは、大変であっても、人の生命や生活を守る場所にしっかりと関わりたいという思いからでした。
入局後はとても大変でした。帰宅は夜12時を過ぎるのはあたりまえ、連日当直ということもありました。一度、時給を計算したことがありますが、大体300円位の換算になり、びっくりしました。しかし、はじめて小さな手術をさせていただき(I先生いまでも感謝しています)、また、はじめて学会発表・論文発表をさせていただきました(K先生、そしてもう一人のI先生ありがとうございました)。一般病院では、患者さんとの距離がかなり近くなりやりがいがありました。一生懸命治療をして、患者さんがよくなって自宅に帰られるとそれはそれはうれしく、医者冥利をいうものを実感できました。
さらに、臨床経験を積み、知識が増えてくると、少しずつ広い視野で診療にあたれるようになりました。外科手術は大きく容体を好転させることが出来るすばらしい治療技術ですが、それと同じくらい、病気を予防をしていくことはとても大切なことです。また、早期の適切な診断により病気は治療しやすくなります。患者さんが早期から治療をしていれば、患者さんがもう少し早く病院を受診して検査を受けていれば、ということは多くて、今でも変わりありません。脳神経外科分野は、脳卒中をはじめ一旦病気になるとなかなか回復が難しい領域であり、予防治療や早期診断がより重要と考えられます。また、予防・治療方法や診断方法は日々進んでいて、これらは患者さんや市民の方々への健康増進に大いに寄与しています。その多くは、しっかりとした科学的根拠に支えられた論文という形で発表されています。
これから、脳神経外科医として15年目のキャリアを迎えます。今後も、外科手術にはたずさわって参りますが、クリニックという診療の入口からも、皆様の健康増進にお役に立ちたいと考えております。
追記)
このたび、クリニックを開設いたしましたが、たくさんの外科手術を教えてくださった先生方(A先生・F先生・K先生・M先生・N先生)、また多くの外来診療をさせていただきました先生方(I先生・N先生・Y先生)、科学的根拠の重要性を教えてくださいましたF教授にはいくら感謝しても足りないくらいですが、ここで御礼を申し上げます。また、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
ご挨拶
副院長 大場 さとみ
日本脳神経外科学会認定 脳神経外科専門医
日本頭痛学会認定 頭痛専門医
医学博士
私は2001年に宮崎医科大学(現:宮崎大学医学部)を卒業し医師になりました。卒業後は出生地(福岡県八女市)の近くである久留米大学医学部脳神経外科に入局し、久留米大学病院高度救命センター・麻酔科で研修を受けたあと脳神経外科医として診療にあたりました。2006年に結婚、2007年の長男出産を機に夫の勤務地であった大分に参りました。その後次男も出産し、子供たちは小学校・保育園をはじめ、地域の皆様にあたたかく育ててもらっています。大分は第二の故郷となりました。
大分では、私はママさん医師として勤務先では多くの方のご理解をいただきながら、外来を中心に診療をさせていただくようになりました。外来での診療は、これまで脳神経外科専門医として手術や救急を中心にした診療とは一転しました。そして「頭痛・しびれ・めまい」などの症状に悩んでいらっしゃる方がいかに大勢おられるかという現実を知るきっかけになりました。多くの患者様が強い症状がありながらも、「たかが頭痛ぐらいでは病院にかかりづらい」「治療を受けたかったが、なかなか勇気がでなかった」などとおっしゃいます。「たかが頭痛」ではありません。患者様にとっては「されど頭痛」であり、生活に支障を及ぼしたり、不安を増加させるような症状に対しては、的確な診断のもとに適切な治療をすべきだと思います。私は、皆様に健やかな毎日を送っていただきたいと願っています。
このような思いから2012年には頭痛専門医を取得し、よりよい医療の実践を目指しています。そして日々の診療のなかで、患者様の要望にもっとお応えしたいという気持ちが強くなり、今回クリニック開設に至りました。私は女性であり、二児の母でもあります。「妊娠・授乳中に頭痛薬は飲めるの?」「子供が頭を打ったけど、大丈夫?」といった女性・母親ならではのご相談に対してもお力になりたいと思っています。ぜひ、お気軽に当クリニックにお越しください。スタッフ全員で、皆様の健康をお守りすべく診療にあたらせていただく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。
『地域の皆様に、
頭の病気やケガの心配しないで豊かな毎日を過ごして頂くこと』
ーこれが私たちが最も大切にする診療理念ですー
略歴
2001年 宮崎医科大学医学部(現宮崎大学医学部)卒業
宮崎社会保険病院脳神経外科 研修医
2002年 久留米大学医学部脳神経外科 研修医
2003年 久留米大学医学部脳神経外科 助教
小柳記念病院脳神経外科 医師
2004年 久留米大学医学部脳神経外科 助教
久留米大学医学部生理学講座 兼務
2010年 河野脳神経外科病院 医師
2014年 おおば脳神経外科・頭痛クリニック開院
所属学会
日本脳神経外科学会
日本脳神経外科コングレス
日本頭痛学会
日本脳卒中学会
日本神経外傷学会
国際脳神経外科連合(WFNS)
アジア・オーストラレイシア脳神経外科学会(AASN)
技術認定・資格など
rt-PA(アルテプラーゼ)静注療法
ボツリヌス療法